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家族最後の日

  • 執筆者の写真: TAKAYA FUJITA
    TAKAYA FUJITA
  • 2020年2月5日
  • 読了時間: 1分

更新日:2020年2月5日


読了。


母との絶縁、義弟の自殺、 夫の癌――。 写真家・植本一子が生きた、 懸命な日常の記録。


家族、アート、お金、癌。


僕の父は現在も癌闘病中だ。


植本一子さんは写真家というアーティスト業、子供二人、癌に罹患した夫はラッパーのECD(ミュージシャン)。自分との共通項がいくつもあり、とてもリアリティを持って読めた。癌の部位も父と同じだった。日常の一瞬をシャッターを切るように巧みに文章化されていて、鋭く生々しい描写は写真家の観察眼からなのかと思った。夫ECDの癌が分かったときの妻一子さんの「テンションが上がった」という表現、素晴らしかった。当事者でないとわからないものだ。



あっという間に読めてしまった。

次は降伏の記録を読みたい。



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